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◆営業時間◆
ランチ  11:30〜14:00
カフェ  14:00〜17:00
ディナー 17:00〜20:00
(予約のみ)
ショップ 10:00〜19:00

◆定休日◆
レストラン  火曜日
ショップ 火曜日
 
愛農人がお世話なっている生産者の皆さんの紹介です。

◆ありがとんぼ農園(岡村 康平/兵庫県丹波市)・・・・・・・・・ 
 岡村さんの農業のスタイルは「自然農」というもので農薬を使わない方法です。
農業を始めた当初は周囲から理解を得られず、中でも農薬を使用して農業をしてきた祖父とはよく衝突したといいます。「農業が嫌というよりも、家でおじいちゃんと喧嘩するのが嫌だった。」と当時のことを語ってくれた岡村さんですが、自然農を実践し、作物の成長や「種から実がなり再び次の種が生まれる。」という命のつながりを目の当たりにしていたある日、「毎日毎日出会った人の顔を思い浮かべて、ありがとうと繰り返し、繰り返し、口に出して言い始めた。」と話してくれました。その時からギクシャクしていた祖父との関係もうまくいき、すべてが回り始めたと言います。こうして「ありがとんぼ農園」が誕生したのです。

岡村さんの米作りの特徴の一つに、「イロイロ米」というものがあります。ひとつの田んぼに38種類ものお米たちをバラバラに植えて収穫するという彼独自のスタイルです。このスタイルは今ではすっかり定着し、岡村さん=「イロイロ米」と言われるまでになりました。

岡村さんはこの「イロイロ米」を育てていく中で大切なことを教わっていると言います。「同じところに違う種類の種をまけば、お互い弱肉強食というか、競争して一番強いものしか残らないと思っていた。しかし実際はそうではなく、皆が一緒に協力しながら、共存・共栄している。」 作物がお互い協力して成長している。そうしたことがまさに自分の田んぼで起こっている。この素晴らしいお米達の営みを岡村さんはいるしか「お米のオーケストラ」と呼ぶようになりました。

「イロイロ米」での素晴らしい体験を積み重ねながら、岡村さんは新たな試みに挑戦します。冬の農閑期の味噌作りです。作物を生産するだけでなく、加工まで自分でするという「一事三活」を実践しようという試みです。「自信のある作物だからこそ、加工できるものは加工までやってみたい。お客さんにきちんと届けたい。」と岡村さんは力強く言います。

自分で作った作物がお客さんの口に入るところまで想像しながら活動を広げていく岡村さんの考え方は、新しい農業の形の一つを表しているかもしれません。「お米のオーケストラ」に耳を傾けながら新しい時代の農業にも挑戦する岡村さんの今後がますます楽しみです。



◆奥丹波ブルーベリー農園(古谷洋瓶・暁子/兵庫県丹波市)・・・・・・・・ 

 有機農業を始める前、古谷さんはタンクローリーの運転手をしていました。ない道は埃まみれの生活。見てくる景色も向上だらけで自然がほとんどない。そんな生活に疑問を持ち始めていた洋瓶さんは、赤峰勝人さんの『ニンジンから宇宙へ』という一冊の本に出合います。洋瓶さんは「この本に出合って僕はそれまでと全く逆の考え方になった。」と言います。この本を通して「自然はお互いに支え合って生かし合っている。」ことに気がついた洋瓶さんは向上から畑へと正反対の生活を実践するために夫婦で有機農業の里と呼ばれている兵庫県市島町の橋本さんのもとに研修に入りました。

研修一年目が過ぎた頃、古谷さん夫婦は徐々にキチンと生活していくことができる「生活の手段としての農業」を意識し始めていました。何を主軸に生産しようかと考え始めた時、妻の暁子さんが何気なく「ブルーベリーしようよ。」と提案しました。暁子さんのこの何気ない言葉に「これだ!」と思い立ったと言います。土壌検査の結果自分たちの畑がブルーベリーに適した土壌であることが判明します。スポーツ選手が健康維持のためにブルーベリーに注目しているという記事がテレビや新聞で放送されるようになります。暁子さんの何気ない言葉から始まったブルーベリー農園の構想が二人の間で革新へとかわり、500本もの苗を植えることになりました。こうして古谷さん達は市島で初めての大規模ブルーベリー農園としてスタートさせていくのです。

こうして始まったブルーベリー農園は自分たちの予想を超える可能性を秘めていました。それは「生産者が都会に出て行くだけではなく、都会の人にも来てもらえる場所」としてのブルーベリー農園です。都会と地方の人たちがお互い交流する「場」としてブルーベリー農園を活用する。そんな発想が「ブルーベリー摘み」ツアーの企画や田舎カフェの構想へと繋がっていきます。暁子さんは「畑は自分たちの作品。ただものをつくる場所とは違う。人を魅了することができる畑、人に喜んでもらえる畑をつくりたい。」と言います。そうした古谷さん夫婦のおもいは最近始まった地元新聞での連載コラム「ティータイム」でも確認することができます。古谷さん夫婦の「魅せる農業」は確実に定着しはじめているのではないでしょうか。

古谷さんのホームページはhttp://blogs.yahoo.co.jp/blueberryfurufuru




◆のり・たま農園(坂口のり・玉山ともよ/兵庫県篠山市)・・・・・・・・・ 
 学生時代に環境NGOに所属していたのりさん。環境問題をきっかけに世界への興味を抱き、ヨーロッパからアジアまで二年間かけて巡る旅をしたそうです。旅先では皿洗いをしたり、農場で手伝いをしながら、様々な国の人々と交流。そんな中で”日本の文化をもっと知りたい””自分の生き方や生活そのものを環境に寄り添うものにしたい”という思いに至ったのだそうです。「その答えが僕にとっては有機農業でした」とのりさん。 

「実は農業を始めて今が一番大変なんです」せっせと作業の手を進めながら笑うのりさん。三人の小さい子供さんに犬も三匹の大家族。農場も田んぼを合わせて七十アールに増え、野菜を定期的に買ってくれるお客さんは個人を中心に約九十件。朝五時に起きても仕事が間に合わない時もあるといいます。とは言え、自分が思い描いていた夢はほとんどかなっているのだそう。田舎暮らし、有機農業、音楽活動に大工仕事。「苦労もして、時間もかかったけれど、その分今の幸せは大きいです。千里の道も一歩からではないですが、やめなくて本当に良かった」とのりさんは言います。  

いつお会いしても”自然体”という言葉がぴったりあてはまる「のりたま農園」の皆さん。自分に無理はせず、逆境にも逆らわず、自然に反することはしない。のりさんの穏やかな話しぶりからは、自分の体一つで大地に働きかけ、自然の恵みを得ながら暮らしを立てていること、まさに地に足の着いた暮らしからくる安心感がにじみ出ていました。

「のりたま農園」の野菜達は毎週日曜日に愛農人に届きます。よろしくおねがいします。



◆氷上キッチンガーデン(山本 敏行さん/兵庫県丹波市)・・・・・・・・・ 
 「若い世代の人にはお金や名誉だけではなく、好きなこと、やりたいことを勇気を持ってやって欲しい。」静かな声で力強く語るのは「氷上庭先野菜の会」代表の山本敏行さん(60)。その半生はまさに、自分のやりたい気持ちと使命感に突き動かされた四十年でした。

神戸市出身の山本さんは二十代を産直運動に捧げます。当時はまさに環境汚染や食品公害問題が取り上げられ始めた頃。食べ物と環境、そしてそれらを取り巻く社会の仕組みが、人々の暮らしにとって重要な課題となっていました。
山本さんたちは安全な卵や牛乳を生産農家から直接買い取り、共同購入という形で分け合いました。食べる側の思いと生産側の現実。その狭間で、離れてしまった互いの関係をつなげるための活動でもありました。

時を同じくして、大阪の千早赤阪村で仲間と自給のための農場を設立。荒れ地を一から開墾し、自らの手で有機培での野菜作りを実践。できたものは皆で分け合い、農場はメンバー全員で支えていく。「その頃は、地に足のついた暮らしを自らの手で作り上げようと必死でした」と山本さん。これらの取り組みの中で出会ったのが氷上の生産農家の人たちでした。

三十代で家族とともに氷上へ移住した山本さん。野菜作りをする中で、村が深刻な問題に直面していることに気づきました。農家の後継者がおらず、高齢化が進み、農業を維持できなくなりつつあったのです。「このままでは氷上の、日本の農業がつぶれてしまう。」そんな危機感を抱いた山本さんは地域で野菜作りをしている人たちに声をかけ、生産者グループを結成。一人一人と対話を重ねて野菜作りを依頼し、多い時で三十件近くの生産者をとりまとめ、安心な野菜を求める消費者グループや個人会員、スーパーなどに出荷を始めました。

「結局、農業と自然が好きなんです。食料を生産することの大事さをできるだけ地域の人たちや社会に伝えていきたい。」自然に生かされているという意識、そして人間どうしのつながりを大切にしてきたという山本さん。「村の問題は都会の問題。まさに今、作る人も食べる人も、立場を超えて考えなければいけない。」岐路に立たされている村の野菜作り、そして日本の農業の行く末を思いながら、山本さんは野菜を作り続けていく覚悟です。

氷上庭先野菜の会の野菜は毎週水曜日に入荷しています。





オーガニック レストラン・カフェ&ショップ 愛農人
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